11月22日 令和7年度災害ボランティアセンター運営研修会を開催しました!
11月22日(土)、四条公民館にて「令和7年度災害ボランティアセンター運営研修会」を開催しました。
本研修会は、災害時に地域で協働して支援活動を展開できる人材の育成を目的としており、地域福祉推進委員や支部社協役員の皆さま、災害ボランティア活動連絡会に参加されている団体の方々、行政関係者、そして社協職員など、60名の方々にご参加いただきました。

講師には、一般社団法人BIG UP 石巻 代表理事の阿部由紀様をお迎えし、講義と演習を行いました。
前半の講義「地域づくりと災害~大規模災害から命を守るために~」では、実体験に基づく事例を交えながら、災害ボランティアセンターの役割や支援の基本的な考え方が解説されました。

講義内容は多岐にわたりましたが、その一部として、災害時には「食・睡眠・排泄」の確保が不可欠であること、災害ボランティアセンターは単に片付けを行う場ではなく、被災者に寄り添い困りごとを把握・調整する場であること、「他人ごと」を「自分ごと」に置き換え、被災者の立場に立って考える姿勢の重要性、そして役割を持つことが生きる希望につながることなどのお話がありました。

後半の演習「地域協働型災害ボランティアセンターについて」では、「線状降水帯が発生」「大地震発生から10日後」という2つの状況で、自分の行動と理由を付箋に書き出し、グループ内で共有し、全体発表を行いました。
判断や行動の多様性に気づきがあり、地域で協働して支援活動を展開するための意識がさらに高まりました。

今回の研修会を通じて、災害ボランティアセンター運営の基礎知識だけでなく、被災者に寄り添いながら地域で協働する姿勢や具体的な支援の方法について学ぶことができ、大変有意義な機会となりました。